ここでは、チーム結成に至る経緯や、現在の仕事内容、これからの展望など
ダンスセラピーチーム気生根についての紹介をいたします。
ダンスセラピーチーム気生根(kifune)とは
「元気が一番!」をモットーに、現在大手6社の福祉施設を中心に、チームメンバー7人でまわり、月間100回近くのダンスセラピーのセッションを行っています。
今ここに生きていて楽しいと思える時間を作り、自分の人生の中の「今」を肯定的に受け止め、笑顔で生き生きと日々を過ごしていただけるダンスセラピーを目指しています。 チームスローガン 個人はチームのために チームは個人のために ダンスをすべての人のために
Team history-チームの歴史―
主宰である貴船は、1980年半ば以降にダンスを学ぶために東京・パリを行き来していた。
ダンスセラピーという言葉を耳にしたのも、パリにいた時であった。
その頃、形(型)から心を作る手法と、心から形を作り出す手法の双方を考察していた。
型を与えると器用にこなすが、心を表現するように即興を始めるとしり込みしてしまう日本人の特徴をみて、必要なのは後者ではないかと考えた。
そして、当時の「日本テレビ音楽院」(新宿区)にて、ダンスクラスを開講する。

それを見た一人のシャンソン歌手から、ダンサー、歌手、ピアニスト、画家、リトミック指導者の構成で、アートセラピーを主軸にした子供の教育を持ちかけられた。
台東区田原町にで、子供のためのアートセラピーのクラスに講師として参加。
約1年に渡り、他分野の講師と技法の開発を研究した。

1990年に入り、世田谷区の社会教育課より、青少年のダンス教育と共に、子供のダンスセラピーを依頼された。(当時はダンスセラピーという言葉は一般的でなく、内容は同じであるがナチュレモーションと呼んでいた。)

その後、1996年に舞踊活動を一時中止し、福祉関係にダンスを取り入れるための勉強を始めた。
それは、舞踊公演活動で、ダンスに触れる機会があまりない、福祉を必要とする方々への招待を行っていたからである。
その方々と触れ合うにつれ、ダンスが必要なのは健常者だけではないという思いになっていた。
同じ頃、ネットの普及により、日本ダンスセラピー協会の存在を知り、会員となる。

photo 社会福祉士や児童指導員の資格を得たのち、2000年の介護保険施行と同時に、品川区の春光福祉会にて、高齢者を対象にダンスセラピーを始めた。
約6年間、そこでのダンスセラピーを務め、2008年から独立して個人で高齢者を中心とした施設を回り始めた。
依頼が増えていき、共にダンスセラピーを広めるための仲間を募りはじめる。

2013年からは、定期的に講座を開講し、チームの主催でダンスセラピストの養成教育を行っている。
また、同年にダンスセラピーチーム気生根を名乗る。
2015年11月現在8人のチームメンバーで活動を行っている。
(うち1名は事務に従事。)
チームの仕事と仕事の依頼
お仕事の依頼については、トップページの問い合わせよりお気軽にご相談ください。
●チームの仕事先実績
ダンスセラピーの契約をしている
会社および依頼を受けている施設の会社
ダンスセラピーの依頼を受けている自治体など
・株式会社ベストライフ
・株式会社アスモ介護サービス
・株式会社木下の介護
・SOMPOケアネクスト介護株式会社
・株式会社メッセージ
・積和サポートシステム株式会社
(2016年1月順不同)
・西東京市社会福祉協議会
・千葉県山武市
●仕事の内容
ダンスセラピーを実践するためのセラピストの派遣。
ダンスセラピーの紹介及びセラピスト育成のための講師派遣。
活用方法一例
・2015年〜2016年にかけて、ダンスセラピーチーム気生根では、千葉県山武市で取り組んでいる地方創生事業の中のダンスプロジェクトで「高齢者ダンスセラピー」を受託している。
ダンスを使用して自治体が取り組む健康増進事業や住民同士の交流、外国人移住者との交流、親子の交流、年齢を超えた世代間交流など、様々な事業に対応いたします。
・各市区町村が平成29年4月までに取り組む生活支援総合事業の中で行う多様なサービスに介護予防として取り入れる。
・福祉施設での定例アクティビティとしてのダンスセラピーの活用、および特別行事でのイベント活用(納涼祭・誕生会・開設記念日など)。
・企業様の社員研修の際の交流にもダンスセラピーは有効です。
・学校や団体、カルチャースクールへの講座への講師派遣。
・フィットネスクラブでの介護予防プログラムとしての活用。